【イベントレポート】「働く」の本質って?キャリアワークショップ@日比谷

※本記事では、株式会社1ttanが2019年5月に実施したイベントの様子をお送りします 。

概要

[目的] 今までの働き方を振り返ることで、自分なりのキャリアを見つめ直すきっかけを作ること
[テーマ] 「働く」の本質ってなんだろう?思い切って、自分のキャリアを見つめなおそう
[開催日] 2019年5月21日
[場所] ワークスタイリング 東京ミッドタウン日比谷

背景

時代はVUCA。

人の寿命が長寿化し、企業寿命は短命化に向かっているなかで、終身雇用維持が難しいとトヨタが発言する時代になりました。

技術革新で新しい仕事が生まれ、一方で仕事自体がAI等に代替され新陳代謝のスピードが早い時代。いままでのようなキャリアの成功モデルを定義し実現することは難しいですが、その中でも一歩踏み出して自らの道を切り拓く一助になればという1ttanメンバーの思いとワークスタイリング様のご協力のもと、ワークショップを開催しました。

ワークショップの流れ

前半では1ttanメンバーから、キャリアを考える意義と、これからの時代でキャリアを構築する上で重要となるポイントについて、セミナー形式で参加者にレクチャー。後半は、モチベーションマップの作成とその中から自分のWILL/CAN/MUSTを導き出すワークを行いました。

個人ワークとグループでのシェアを繰り返すことで、自己の認識と他者から見える自分の特徴のギャップを知り本来の自分を見つめ直すきっかけを促します。

一部にはなりますが、当日のセミナーとワークショップの内容をこちらの記事でもご紹介します!

キャリアを考える意義とは?

イベント資料より抜粋

キャリアとは、ラテン語「Carraria」で「わだち」。つまり、馬車が通った車輪の跡のことです。

また、エドガー・シャイン(MITスローン経営学大学院の元教授)は

人の一生を通じての仕事、 生涯を通じての人間の生き方、 その表現の仕方

と定義しており、
・自分を取り巻く外的環境への対応
・自分はどうありたいか?の内面
の両方を見つめ直す必要性を問いています。

これからの時代に必要なこと

セミナーでは、予測できない未来において、仕事で充実し続けるには何が必要か?という点についても分かりやすく解説。

リンダ・グラットン著「ライフ・シフト」の考え方を図式化し、下記の3つのポイントに絞って理解を深めていきました。

・ 基本となるスタンス:キャリア・人生に対する主体性/柔軟性/敏捷性
・ポータブルスキル:人間ならではの創造性/直感的判断力/対人関係力
・テクニカルスキル:時代に合致した専門性

当日のワークの様子

当日は30-50代の方10名程度が参加してくださり、3グループに分かれてワークを実施しました!

モチベーション曲線によるキャリアの振返り
個々のWill/Can/Mustを考えるワーク

参加者の声

実際に参加してくれた方の声を紹介します。

  • 可視化することで新しい自分の側面が見えた気がする(30代男性)
  • 自分のモチベーションがどんなふうに起因し、仕事に役立っているかを知ることができた(40代男性)
  • 転職のタイミングを見ると、自分が社会性のある仕事に興味を持っていることに気づきました。(30代男性)
  • 初めての人たちとだったが、自分の開示をしていく中で共感性た高まり、オープンに会話することができたと思う(50代女性)
  • まだ、未来から逆算してキャリアを形成していく考え方から抜けきれてはいないが、新しいアプローチだと感じた(40代男性)

最後に

変わりゆく時代の中で日々の業務に忙しく過ごしていると、キャリアや少し先の将来よりも、ついつい目の前のことにばかり気がいってしまいがちです。そんな時こそ、過去の自分の「わだち」を振り返り、本当に自分が好きなもの/熱中できていたもの/モチベーションの源泉に向き合う。そうやって自分のあるべき姿を再認識することは、日々の仕事への向き合い方を変えるきっかけにもなります。

株式会社1ttanでは、今後も社会人がより良いキャリアを構築していくための「気づきの機会」を定期的に提供していきたいと考えております。